2009年7月16日木曜日

NHKクローズアップ現代:「ウイグル騒動」……隣の不幸は一番のおかず

NHKクニヤはそう感じているようで、嬉しそうに「ウイグル騒動」を伝える。 シアリアスといえば、まあ、その通りなんだけれど……:
クローズアップ現代 NHK"7月16日(木)放送ウイグル暴動~中国の“誤算”~1000人以上の死傷者を出した中国・新疆ウイグル自治区での暴動。サミットに出席するためイタリアを訪れていた胡錦涛主席が急遽帰国するなど、暴動は建国60周年を前に引き締めを強化していた中国政府に大きな衝撃を与えた。暴動はなぜ起きたのか。背景にあるのは、国策によって移住を進めてきた漢族に対するウイグル族の反発だ。自治区の発展が漢族主導で進む中、経済格差と差別の実態にウイグル族の不満は膨らみ続けた。一方、今回の暴動では、中国メディアが漢族側の受けた被害を一斉に報道。当局も海外メディア向けにプレスセンターをいち早く設置するなど、鎮圧行動の正当性を国際社会にアピールしようと積極的なメディア戦略を展開した。分離独立をめぐって対立の歴史を繰り返してきたウイグル族と漢族。中国の"アキレス腱"とも呼ばれる少数民族問題の深層に迫る。"
基本的な問題は「中国は領土を広げすぎた」ということだろう。 ローマ帝国のハドリアヌス帝の決断が今求められているのかも。

でも、ハドリアヌス帝の洞察は、ウヨ的ムードに舞い上がったアホ・ローマ市民には理解されなかった。それがローマ帝国の滅亡を早めることとなる。胡錦濤が今一番頭を悩ましているのは、中国のアホ・ナショナリズムをどうやってコントロールするかと言うことだろう。ロシアもこれに気がついていち早く「ソ連」の領土から撤収をはじめた。イギリスの撤退は、もっと早くからで、めざましかった。中国も、あんな辺境は辺境として貧しいままに放置し、自国の繁栄を優先した方がいいと思う。

生産性が悪いくせに平等意識だけは一人前でオンブに抱っこで生活している「辺境」は、早いこと「独立」し勝手にやって貰った方がよほど世のため人のためなのである。ニッポンに於いても同じだ。

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